清掃は未経験だったし、あまり良い印象がなかったので、はじめは抵抗感もありました。しかしきれいになれば気持ちいいし、たまにお礼を言われるとうれしく思います。最近はどうすればより早く、よりきれいにできるかに興味が出てきました。今はワックスを塗ることも任せてもらっていますが、きれいに仕上がると気分がよく、さらに上手くできるようになりたいと、仲間にやり方を相談したり、自分でも工夫したりしています。将来は一般企業に就職したいと考えており、そのための社会経験になればと思っています。

　最初は地図の見方もわからず、ポストの位置を探すのに時間がかかったりして、戻るのがずいぶん遅くなり迷惑をかけました。しかし効率的なやり方を他の利用者やスタッフに教わったり、自分でいろいろ工夫するうちにずいぶん慣れて、今ではかなり早く仕事を終わらせることができるようになりました。それにつれて自信もついてきたように思います。
　雨の日や暑い日、寒い日などは大変ですが、最近は住民の方に顔を覚えてもらってお礼を言われることもあり、充実感を覚えます。また終わった後にみんなといろいろな話をするのも、気分転換にとても役立っていると思います。

自分自身も成長できる。
障害者支援の仕事は、障害のある方、保護者、他事業所の職員などたくさんの人と関わりを持ちながら仕事をしています。その中で、今までの自分にはなかった視点での考え方や新しい知識や価値観を知ることができます。
この経験は職員としてはもちろんですが、一人の人間としてもとても大きな成長に繋がっていると感じています。

この仕事を始めて、障害者の方々の働くことへの意欲の強さや、向上心の高さを目の当たりにすることが非常に多くあります。
また、個々の能力の高い部分や、成長性を実感します、意欲、能力、成長、それらを力に変えていける事業所であるよう目指していきます。